
ロンジェビティムーブメントを様々な視点で取り上げていくロンジェビティメディア Japan Longevity Insider へようこそ。メインナビゲーターの J Longevity Sherpa (ジェイ・ロンジェビティ・シェルパ)です。
アフターコロナの世界で、健康への関心が一段と高まっているのは世界的現象ですが、特に投資分野では長寿テクノロジー (Longevity Technology) への関心が急上昇中です。
長寿テクノロジーと言っても、単にとにかく長生きを目指すというものではなく、少しでも長く健康でいたいという健康長寿を達成するためのテクノロジーのように、かなり広い範囲を含む使い方がされています。
ロンジェビティムーブメントとは
ロンジェビティムーブメントとは、一般的に日本語では「寿命」という意味のロンジェビティが一つのカテゴリーとして大きく取り上げられている世界の潮流のことになります。しかし当サイトで取り上げるロンジェビティムーブメントにおけるロンジェビティとは、いま世界で急速に関心が高まっている「健康寿命(Healthy Longevity)=介護を必要としない自立した健康な生活を送れる期間」のことで、ロンジェビティムーブメントとは、この「健康寿命」に関連する医学研究、新技術開発、ベンチャー企業、ベンチャー投資
などを包括的にとらえたトレンドのことです。
ロンジェビティクリニック、ロンジェビティ医学、ロンジェビティサイエンス、ロンジェビティテクノロジー、ロンジェビティビジネス、ロンジェビティ産業といった言葉が今後普及してくるものと思われます。
ロンジェビティムーブメントはベンチャー投資から始まった
投資の世界で Smart Money とは、経験豊富な投資家を指す言葉ですが、この2~3年のトレンドとして、この Smart Money がこぞってLongevity Biotech(健康長寿関連技術を持ったバイオテクノロジー企業)に投資を始めたのです。これら Smart Money の代表的な投資家は次のとおりです。
【Smart Money of Longevity Investment】
- Peter Thiel (Founder of Paypal)
- Jeff Bezos (Founder of Amazon.com)
- Balaji Srinivasan (Former CTO of coinbase)
- Yuri Milner (Founder of DST Global)
- Rick Klausner (NCI, Co-founder of Altos Labs)
- Hans Bishop (Co-founder of Altos Labs)
- Steve Jurvetson (Venture capitalist)
- Bill Maris (ex-Google Ventures)
- Andeessen Horowitz (a16z)
- Khosla Ventures
- Robert Nelsen (ARCH Venture Partners)
- Christian Angermayer (ATAI Life Science)
- Jim Mellon (Juvenescence)
- Mike Novogratz (Fortress Investment Group)
- Google (Larry Page & Sergey Brin)
- Brian Armstrong (Coinbase)
- Vitalik Buterin (Ethereum)
- Brenton Saunders (Allergan CEO)
- R.Martin Chavez (Goldman Sachs CFO)
- Stanley Druckenmiller (Quantum Fund)
- Scott Bessent (Treasury Secretary)
- Venrock (Rockefeller)
- Softbank Vision Fund
- Mubadala lnvestment Company
- Big Pharma: Novartis, Abbvie, Regeneron, Pfizer
これらの世界を代表する投資家達がこぞって「Longevity company」へと投資していることが、ロンジェビティムーブメントの重要な一面です。
ロンジェビティ イベント
世界では、ロンジェビティムーブメントを代表するイベントが続々とスタートしています。近年の代表的なものは次のとおりです。日本でもいくつかイベントが開かれていますが、日本人の参加はまだ少なく話題性は高くないのが現状です。
- Tokyo Longevity Summit 7/26 2024
- Tech for Longevity Paris 11/20 2024
- Milan Longevity Summit 3/21-29 2025
- Longevity Biotech Fellowship 6 @ Berkeley 3/31-4/3 2025
- VitalistBay 4/4-5/29 2025
- Longevity Med Summit 5/7-9 2025 in Lisbon
- 第1回世界長寿サミット 6/15-19 2025
- Longevity Summit Dublin 7/2-4 2025
- The Vibrant Longevity Summit 9/24-27 2025 in Austin TX
- Global Longevity Summit in Geneva 10/28-30 2025
ロンジェビティ医学 学会・研究所
世界の代表的な医学会は次のとおりです。
- Healthy Longevity Medicine Association
- International Alliance of Research Universities (IARU)
- Japanese Society of Anti-Aging Medicine
- American Aging Association
- American Academy of Anti-Aging Medicine
- British Society for Research on Aging(BSRA)
- World Society of Anti-Aging Medicine (WOSAAM)
世界の代表的な研究所は次のとおりです。
- National Institute on Aging (NIA)
- Buck Institute for Research on Aging
- Aging Research Center (ARC) at Karolinska Institutet
- Barshop Institute for Longevity and Aging Studies at UT Health San Antonio
- Okinawa Research Center for Longevity Sciences
- Stanford Center on Longevity
- USC Longevity Institute
- National Center for Geriatrics and Gerontology
- The Academy for Healthy Longevity, National University of Singapore
ロンジェビティ クリニック
世界ではロンジェビティをコンセプトにしたクリニックが多く存在します。代表的なクリニックは次のとおりです。
【世界】
- CLINIQUE LA PRAIRIE (Montreux/Switzerland)
- Fountain Life (Dallas, Orland, Naples, New York/USA)
- Longevity Center Europe (Warsaw/Poland, Zurich/Switzerland)
- Maison Epigenetic(Paris/France)
【日本】
- AL Clinic & Medical Fitness(Tokyo/Japan)
- The Hundred Clinic(Tokyo/Japan)
ロンジェビティ メディア
世界ではロンジェビティムーブメントに特化したメディアが出現しています。代表的なメディアは次のとおりです。
- Longevity.technology
- パナソニックがNewsPicksと「ロンジェビティ(長寿)」の最前線を問うメディアプロジェクトを開始(2024.11.11)
- 【第一期完結】「ハイパーハイプト ロンジェビティ リポート」(2024.11.11)
ロンジェビティ ニュース
- TVMキャピタルヘルスケア、疾病予防と健康寿命の延伸を支援する戦略の一環としてヒューマン・ロンジェビティへの投資を発表(2024.9.18)
- ロレアルグループ ロンジェビティサイエンス(長寿の科学)に基づく革新的な消費者向け肌解析技術「ロレアル セル バイオプリント」をCES 2025で発表(2025.1.7)
当サイトでは、このように世界に広がるロンジェビティムーブメントのトレンドについて、様々な角度から発信していきます。